applicationconfig
NetBootイメージには、気がついたときに、あれこれとソフトを放り込んできたけれども、 自分で何をどうしたのか、だんだん分からなくなってきたので、ここいらへんでソフトの 整理をすることにした。
フリーソフトの類の導入には、これまではEasyPackage( http://www.ie.u-ryukyu.ac.jp/darwin2/ ) を活用させていただいていたが、MacPortsに乗り換えることに決定。
しばらく前に転出された教員が置いていってくれたPowerBook (G4)が、巡り巡って、僕のところ に来たので、学生用端末のブートイメージ作りに(も)有り難く使わせていただく。 これまで、端末室まで出かけては孤独に行っていた作業が、自室でできるので、とても快適だ。
Mathematica 5.2
情報科学研究科でライセンスを取得しているMathematicaが、 学内の学生用教育施設に限って、利用可能とのことで、 以前から Mathematica 4.2 を導入させてもらっていた。 そちらのライセンス期間がそろそろ切れるようなので、 (最新の6ではなくて)5.2のメディアをお借りしてインストールする。
まずは、MathLMをサーバーに導入し、ライセンス番号とMathID, サーバー名 を使って、http://register.wolfram.com/ にアクセスして、パスワードを取得。 /Library/StartupItemsに登録して、自動起動するように設定。 マニュアルの通りに作業すれば良いので、非常に楽。
MathLMはTCPのポート16286を使うみたいなので、ファイアウォールの設定も確認。
ブートイメージにMma5.2をインストールして、ライセンスサーバーのIPアドレス をセットしておく。
その後、Mathematica 5.2の入ったブートイメージがようやく完成し、テストしようと思ったら、 ライセンスサーバーが応答しない。 不審に思い、色々と調べたがどうにも原因が分からず、困りはてたころ、そのライセンスが すでに満了していることに気づく。 情報科学研究科でライセンスを更新してくれるまで、Mmaはしばらくお預け状態。
TeXShop
TeX関係はMacPortsでptexやghostscript, dvipdfmxなどをインストールする。 ptexはeucがデフォルトになっていた。 aqua/TeXShopはチェックサムのところでいきなり失敗するので、 本家http://www.uoregon.edu/~koch/texshop/からダウンロードして /Application におく。 TeX関係は/opt/local/binにインストールされているので、エディタで
/Applications/TeXShop.app/Contents/Resources/TeXShop/bin
の中のplatexやptex関係のスクリプトを開いて、PATHに/opt/local/binを追加しておく。 さもないと、TeXShopの環境設定でptexを選択しても、コマンドを探し当ててくれない。
R
生命科学の先生からのリクエストでインストール。
http://www.r-project.org/からMacOS用をダウンロードして、インストール。
Octave
Octave.appをhttp://sourceforge.net/projects/octave からダウンロードして、そのままインストール。
Eclipse
本家サイトhttp://www.eclipse.org/からOS X用をダウンロードして、そのままインストール。
NetBootされたクライアントから使おうとすると、ファイルのパス名が長くなりすぎるためか、 最初にワークスペースを作るところで失敗してしまう。 ワークスペースの保存先を /tmp/workspace などにすると動く。
NeoOffice
MS Officeは高くてとても台数分は買えないし、買ったとしても、Windows版との互換性の 問題があるので、却ってトラブルの元になりそうだ。
オフィススィートとしてNeoOfficeを入れておく( http://www.neooffice.org/neojava/ja/index.php )。 1.2GHz〜1.4GHzのG4では、ちょっと動作がもっさりしてしまうが、十分実用レベルだろうと思う。 昔、Mac Plusで使っていた日本語ワープロに比べれば、天国のような使い勝手だ。
Acrobat Reader
Adobeのサイトからインストール。
MacPorts
諸々のフリーソフトの類はMacPorts経由でインストール。 ブートイメージの中にports関係のファイルを含むのはもったないので、
ln -s /Volumes/WORK/opt/macports /opt/local/var/macports
のようにして、作業領域だけは別のボリュームに追い出しておく。
と思ったら、インストールされるファイルの実体は /opt/local/var/macports./softwareの中 にあるので、上記のシンボリックリンクはやっぱり止めにする。
/etc/profile, /etc/bashrc を編集して、/opt/local/binにパスを通しておく。
インストールしたおもなソフトのリスト:
- gimp-app
- gnuplot
- aquaterm
- maxima
- wxMaxima
- g97
- w3m
- kinput2-macim
- nkf
- lha
- pTeX
- dvipdfmx
- fftw
- gsl
- gawk
- ghostscript
- ghostview
- qt4-mac
- povray
入れようとしたけれども、途中でビルドに失敗したソフト
- k3dsurf --> qt3-macで失敗
ライブラリー関係
LAPACK
計算物理関係の授業でLAPACKを使っていらっしゃるとの話を聞いたので、ソースにあまり手をいれなくても 良いようににと
ln -s /System/Library/Frameworks/vecLib.framework/Versions/Current/Headers/clapack.h /usr/local/include/clapack.h
しておく。 コンパイルするときは
-framework vecLib
オプション付きで。
手作業で導入したソフト
surf
本家からソースをダウンロードしてコンパイル。そのままでは通らなかったので、一部手作業で jpeglib.h, gmp.h, tiffio.hのパスを通しておいた。
QtiPlot
qt4-mac, qwt, gsl, muparserはMacProts経由で入れる。
qwtplot3dはhttp://qwtplot3d.sourceforge.net/からダウンロードしてmake. できあがったdylibを/opt/local/libに移動。
Qtiplotのソースをhttp://soft.proindependent.com/qtiplot.htmlからダウンロードし、qtiplot-0.9.1/qtiplot/qtiplot.proでPythonのスクリプティングをコメントアウト
#SCRIPTING_LANGS += Python
その他、INCLUDEPATHとunix:LIBSも設定しておいてからqmake ; make.
出来上がったqtiplot.appを/Applicationsの中に放り込んでおく。そのままだと、ダイナミック ライブラリのロードに失敗するので、ちょっと汚い方法だけれども、
ln -s /opt/local/lib /usr/local/lib
しておいた(もともと/usr/local/は使っていなかったので)。
これは便利かと思っていたが、どうやら、ライセンス登録をしないと、ある時間経過後に、勝手に 終了してしまうことに気づき、がっかり。
代わりに Plot http://plot.micw.eu/ を入れておくことにする。
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